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今日は4人で一日ドライブと観光の日。 ウブドへはホテルのあるクタから車で約1時間。
ウブドでの伝統芸能 ・・・などなど 一日中かけていろんなところを見てまわりながらどんどん打ち解けていく私達。 車の中ふと、マリクが指輪をしているのに目が留まった。 「あれ?マリクって結婚してるの?日本ではこの指にするのは結婚指輪っていうんだけど。」 何気なくいった言葉だった。 2人の返答は との事だった。 ふぅ~ん。とそのときはさほど何も思わなかったが、ここから色んなことがわかってしまうことになる。 遠出して車で密室。何かあるかもしれない・・・という緊張感はあったので、 だからきちんとホテルまで戻ってきたときは心底安心して2人に感謝した。 夕食もまだだったので、私達は相談の結果 バリのクラブでお酒を飲みながら楽しんでいると 張っていた緊張の糸が解けたので酔いがいつもより回ってしまったみたいだ。 店からすぐ近くのクタのビーチをみんなで散歩する。 普通ならここでカップル同士ラブラブにすごすのだろうが、 あいにく一緒にいるのは恋人ではない。 が! 気がつくと、キキは相方と。マリクは私と。 これは危険!! (酔っている私は考えも極端になっていた。) これは、それぞれ貞操が奪われるかもしれない女の危機だ! と、一人頭の中でパニック状態に陥っている私。 酔った頭で必死に考える。 すでにキキたちはかなり後ろのほうに離れてしまっている。 とっさにその手を振り払い大声で笑いながら叫んでしまった。 「ちょっと~!なにしてんの~?!こんなことしちゃって。 マリクはびっくりしている。 そうきりかえしてきたこの言葉に、私も引くに引けずこう加える。 「知ってるよ~。私達添乗員だよ~。そんなことわかるに決まってるじゃん。 もちろん添乗員がそんなことまでわかるはずはなく、全部とっさに出たでたらめです。 親密な空気になりたくなかったので笑い話の冗談で言った私。 だが、 なんと当たっていたのだ。
「なんで?!なんでわかっちゃったの?!うそ~~。」 と苦笑いしている。 「わかるよ~。指輪してたときから知ってたよ~。 そんなたちの悪い酔っ払いの話が マリクはびっくりして たて続けに当たってしまった私の暴言はまだ続いた。 なんと!! 「ね、キキの奥さんも日本人でしょ。」 これもあたり! なんと二人とも日本人の妻がいるらしい。 どうやらマリクの表情が硬く、あまり話さなかったのは だましている・・・という罪悪感から開放されたマリクはとっても笑顔のかわいい あまりの衝撃に酔いも覚めてしまった私。 「ね、二人は女の子からお金を取ってるジゴロなの?」 「え?違うよ!女の子と仲良くしたいだけ。」 もう全部バレてるんだよ~。といった顔で笑顔で聞くと 「いや、本当に一番は女の子と仲良くしたいだけ。・・・まぁそれにちょっとだけお金もくれたらいいな・・・ってのはある・・・」 しっかりもののお姉さんにいたずらを説教されている弟のようだ。 「じゃぁ、今回のターゲットの私達2人は・・・ 意地悪な質問をしてみた。 マリクはまた にやっ と笑って 「うん。正直失敗した。」 と恥ずかしそうに答えた。 あまりに正直に答えるその姿に そうか、私達は失敗かぁ! その爆笑に、離れていたキキ達がびっくりして近づいてきた。 からっとした笑顔で私は「結婚してるのはばれちゃったよ!」 とVサインを送った。 それからの話は本当に腹の底からの正直な話で面白かった。 キキは・・・日本人の妻がいるが今彼女は日本にいる。 だから罪悪感はない。 今回、やはり私達を選んだのは失敗だったらしい。
マリクは・・・つい最近まで日本に住んで働いていたという。 ・・・・と遂に正体がばれてしまった。 この辺で、もう時間も遅くなってきたので帰ることになった。 苦労が水の泡になったキキは元気がない。 と思わず元気付けてしまうほどの落胆振り。 なんと明日も一緒にいたいという。 一緒にいても正直、お金あげれないよ? と言ったのだが、声をかけて、出会ったからには最後まで面倒見るのが やはり悪い人ではない。 そこまでいうならよろしくね。 元気のないキキとニコニコ笑っているマリクと別れた。 |


