起床5時。
旅に出ると本当に目覚めが早くなる私。
今日もすっきりと目が覚めてしまった。
まだ三日目だと言うのにすっかり居心地のよいバリに
リラックスしているのか、もう何日もいる心地だ。
一人起きてしまい暇なので、朝の散歩に出かけることにした。
折角なので朝市などはしていないか とフロントでたずね、
場所を確認。
わくわくしてきた。
異国を味わうポイント 4
朝市やマーケットプレイスはその土地の日常的な品物が多く、
スーパーなどより安くて活気がありとてもおもしろい。
ただ、英語圏でないところは現地語しか通じないことが多く、ジェスチャーを交えて話をすることが多い。
食品の衛生面はあまりよくないのでおなかを壊すことが多い。
ホテルを出ると日中よりすがすがしく、人もまばらで車も少ない。
観光客やジゴロもいないのでとてもさわやかな気分だ。
教えられた方向に向かう途中、普通に生活しているバリの人が
こんな早い時間に日本人の女の子が一人で歩いてるのが不思議なのか
ちらちらと見てくる。
日中の若い男性たちと違い、主婦やおじいさんおばあさんだ。
「スラマッパギ~」(現地語でおはようの意味)
と声をかけると
とっても嬉しそうに笑顔で返事を返してくれる。
その何気ないやりとりがなんとも心地よい。
お互いに異国の人との意思疎通が
新鮮で、人種の垣根を飛び越えた気がするのだと思う。
ある中年の女性に、挨拶ついでに朝市の場所を聞いてみた。
やはり英語は通じない。
身振り手振りで説明をすると
なんと、近くまで連れて行ってくれた。
笑顔でお礼を言うと女性もニコニコと笑い朝市の方向を指差してくれた。
その方向へ行ってみると・・・驚いた。
さっきまでまばらだった人影が、ここはたくさんの人でごった返している。
もちろん観光客などいない。
私は異色に映っていただろう。
聞けば、バリではもうすぐ日本でいうお盆の様なお祭りがあるそうだ。
大変盛大で、そのお祭りの準備のために
何日も前からいろんなものを買出しするらしい。
朝市はその品物でいっぱいになっていた。
何もかもが目新しく新鮮で、うろうろとしていると
おばあさんが果物とお菓子を売っているのが目に入った。
お菓子は手作りなのだろうか。おいしそうだ。
これいくらですか?
と聞きたいのだが、おばあさんには通じない。
英語もだめ、私のバリ語もだめ。仕方がないので日本語で話しかける・・・
一生懸命のやり取りにたくさんの人が助けに入ってくれて
気がつくと私たちの周りは人だかりになってしまった。

やっぱり言葉は通じないのだが、大勢でのジェスチャーの結果、
私はお菓子を買い、写真を撮らせてもらい、握手をして目的を達成することができた。
他に市場では
魚、肉(鶏は生きているまま。)野菜、果物などが売られている。
そしてひと際目を引くのは
花・花・花・・・
色鮮やかな花たちはかごに入っていたり束ねてあったり。
相方へのお土産にお花、お菓子、果物を買ってホテルへ戻ることにした。
時計は7時近くを指している。
ホテルまで来ると
さっきまで人影のなかったホテルの前の道路に誰かが座っている。
目をあわさないように入ろう・・・と思ったそのとき
人影は立ち上がり、私へ近づいてきた。
朝の人気のないときに襲われたらひとたまりもない。
どうしよう・・・と身構え、相手をよく見てみると
それはキキとマリクだった。
|